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売掛金回収ではどんなことに気を付けたらいいですか?

売掛金回収とは

売掛金回収とは、法律的には債権回収のことを言います。
即ち、会社が日々商品を販売したりサービスを提供するなどして、売上・収入を上げますが、大半の会社では、商品やサービスを提供後、末締め・翌月ないし3ヶ月後払いなど先延ばしで支払いを受けるのが通常です。
そのため、売掛金、つまり債権を回収することは経営上の最重要課題といえ、企業法務の中でも売掛金回収は大きなウェイトを占めることになります。

売掛金回収で留意すべきこと

売掛金回収においては、第一に、取引の相手の信用調査を行うことが重要です。
第二に、売掛金等の債権が滞ったり、相手方が返済不能に陥った場合に備えて、あらかじめ担保を取っておくことが重要になります。具体的には、相手方も会社の場合は代表取締役などを連帯保証人にするなどの人的担保を取っておくことと、土地に抵当権を設定しておくなどの物的担保を取っておくことが考えられます。

実際に売掛金を回収する際の注意点

売掛金の回収不能に陥る事態を防ぐには、何ヶ月分以上滞ったり、売掛金が総額何百万円以上に達した場合には回収の手続きに入る等、予め枠を設定して予告しておくことも有効でしょう。

実際に相手方の、売掛金が滞りはじめたら、督促の手紙を出す、内容証明郵便を送付する、調停や訴訟をするなど、段階を踏んで回収手続きを進めていきます。
訴訟の前には、仮差押や仮処分などの保全手続きをする必要がある場合があります。
実際に裁判になり、勝訴判決を得たら、判決に基いて相手側の財産を差し押さえ債権を回収することになります。

しかし、これらの手続きを確実に行うためには、スピードを重視する必要があります。
相手方債務者が、破産を申し立ててしまうと、売掛金の回収は事実上ほぼ不可能となります。
また、相手方が売掛金の支払いが可能であるはずなのに支払わない場合には、相手方の債権者の中で、自社の優先順位が低いことも考えられるので、早く優先順位を上げることが有効です。また、消滅時効にも留意する必要があります。

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