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労災問題を解決する方法を教えてください。

労災問題の解決法

通常、労災問題に対しては、3段階で対応することになります。

証拠の収集・証拠の保全

労災問題では、事故が発生した状況や、事故が発生した当時の労働環境の実態を把握することが重要です。事故現場の写真を撮影したり、事故の目撃者や同僚から事情を聞いたり、医師の診断書を用意しておくなど、事故発生当時の証拠を収集し、保全しておくことが非常に重要です。

労災保険給付の申請

業務上の事故に遭った場合、何から手を付ければいいか分からないことも多いと思いますが、労災保険給付の申請を先に行い、治療に専念することが大切です。
事故で病院に通院している場合は、健康保険ではなく、労災保険を使うことを申し出て、療養補償給付の請求書を提出しましょう。
会社側との話し合いや、民事上の損害賠償請求等は、労災保険の給付を受けた後で検討しましょう。

民事上の損害賠償請求

労災保険は、「業務上の事由」に基づく被災であれば給付が認められます。会社側の故意・過失の有無は関係ありません。
しかし、労災保険給付は、休業補償給付については平均賃金の6割までしか認められないため、損害のすべてを填補することはできません。
そこで、労災保険給付を超える損害については、別途民事上の損害賠償請求を検討しましょう。

業務上災害を被ったことについて、事業者に故意・過失や安全配慮義務違反が認められれば、事業者に対し、不法行為又は債務不履行に基づく損害賠償責任を追及することができます。
具体的には、治療費などの積極損害、休業損害・逸失利益などの消極損害、また、労災保険では対象外の精神的苦痛に対する慰謝料などが認められます。但し、既に労災保険から給付を受けた分については損害額から差し引かれます。

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